日本文化がますます注目される2020年に向けて、お正月文化、おもてなしの心、日本の伝統を人に伝えられるおもてなし美人になろう。

あなたは「お正月とは何ですか?」と聞かれたら、きちんと答えられますか。

《おせち》
おせち

おせちとは、年神様に供える縁起物の料理。さまざまな節句を祝うために神様にお供えした食べ物「御節供(おせちく)」が由来。

五穀豊穣・子孫繁栄・健康祈願など、それぞれの料理に意味があります。感謝の気持ちを持っていただきましょう。

 


《祝い箸》
祝箸

両口箸とも呼ばれ、両方の先端が細くなった箸。片方は年神様、もう片方は人が使い、‟神人共食”を表します。

用意した祝い箸は、神棚もしくは鏡餅のところに供え、元日に下ろします。箸袋に名前を書いておき、箸は松が明けるまで洗って繰り返し使います。

 

《お屠蘇》
お屠蘇
漢方薬を浸した薬酒で、邪気を屠(ほふ)り=払い、魂を蘇らせる意味が。

お屠蘇(おとそ)の素(ティーバッグが販売されています)を大みそかに日本酒かみりんに浸し、一晩漬けこめば完成。

若い人から順に飲み、気力を年上の人に移していきます。厄年の人は最後に。未成年者は、口をつけるだけでOK。

 

《しめ飾り》
しめ飾り

しめ縄に「紙垂(かみしで)」、「うらじろ」、「ゆずり葉」、「だいだい」などの飾りつけをしたもの。

しめ縄同様、結界を張る役割があり、神様が占める場所を示します。大掃除が終わってから、玄関などに飾りましょう。

 

《門松》
門松

 

年神様の案内役を担う門松。松は、「神様を待つ」という意味があり、神の宿る木でもあります。

本来の松だけのものでもいいので、松が明ける1月7日まで門などに飾り、年神様に迷わず来てもらえるようにしましょう。

 

《鏡もち》
鏡もち

年神様が寄りつく鏡に見立てた「鏡もち」。鏡開きは1月11日に。

年神様の力が宿った餅をお雑煮などにして食べることで、力を分けてもらいます。

テレビの上になど置くのは避け、リビングの落ちついた場所や高いところに飾って。

 

年神様という大切なお客様を家にお迎えし、おもてなしをし、お見送りをするまでの一連の流れが「お正月」。

準備は、12月13日の「正月事始め」からスタート。1年の汚れを掃除し、場を清める「すす払い」や、門松用の松を取りに行く「松迎え」などにとりかかる日です。お歳暮を贈るのも12月13日頃からです。

 

行事とは、国や地域、それぞれの家庭の文化を凝縮したもの。

昔から、お正月をはじめとした年中行事には、‟生きること”=‟食べること”が深くかかわっています。日本人にとって行事の要であるお正月にいただくおせちやお雑煮は、それぞれの家を表す和食の代表といえます。行事は見えない気持ちをモノやコトにし託して行うもので、幸せを願う気持ちを表す‟愛情表現”と言えます。とりわけお正月は家族の絆を深め愛された思い出が一生の宝になると思います。